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甚吉森

1992.11.24


【コースタイム】
登山口8:00──9:50頂上11:50──12:45登山口


【感想】
南川に架かる吊橋を渡り、胸突きの坂を後輩とアゴをつき出して2時間程頑張る。

黄に枯れたひなたの天辺は、清々しく実に穏やか。開かれた視界は南北に澄んで、横長く走る剣山地遥望の適地。

まばらに雪を冠り堂々と構えた太郎と、貴公子然とした次郎の金字塔が仲良くかしこまって並ぶ。

高知側には天然林で名高い千本山が、すぐそれと指せる所に立つ。

那賀の謙虚な深山にも人の出入りの多い昨今、地図に思いを馳せなから1日でも早く登りたかった山の1つである。

また登り口近くの、高くて広い天霧の滝が立派でみごたえがあり、一見の価値あり、と信じた。(尾野)